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尽きない好奇心を源に 83歳で著書出版 相原正雄さん
井土ヶ谷下町在住の相原正雄さんは昨年、83歳で『読んで楽しむ働くこと』を文芸社から出版した。日本人の仕事観や経営、労使関係などを書いた著書は働く意味について考えさせられる本と注目され、労働に関心を持つジャーナリストや研究者が優秀な作品を表彰する「日本労働ペンクラブ賞」を受賞。著書は「紀伊國屋横浜みなとみらい店」などの書店やインターネットで販売される。
都内で情報収集
本紙連載中のコラム「日本人と労働」でもお馴染みの相原さん。その元気の源は日本や世界の労働問題について考え、自分なりの答えを見出そうとする好奇心だという。
月に2度は蔵書が揃う都内の施設で情報収集。週刊誌などにも目を通し、現代社会における雇用や労働問題について考える。「古来より、西洋人が労働を『苦役』や『罰』と捉えていたのに対し、日本は『価値あるお勤め』と考えていた。その違いを知るだけで面白い」とにっこり笑う。
また、20年前から趣味で楽しむのが囲碁。「強い人とヘボなりに対局している」と謙遜しながら、実は初段の腕前。テレビや新聞解説を見て”頭の体操”に取り組むのが日課だ。「尽きない好奇心」が活力を支えている。
相原正雄
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