南区の中学生らが所属する少年野球チーム「横浜南ボーイズ」が全国大会で準優勝。創部14年で日本一に肉薄した(=外面参照)。
チーム創設当初から指揮を執る後藤均監督は「これまで出場した全国大会での経験が積み重なっての成果だ」と胸を張る。
同大会には初出場した2009年と11年で初戦負け。14年に初勝利を飾って16強まで勝ち進んだ。当時の1年生(現3年生)の多くが応援に駆け付け、先輩が強豪に勝つ姿を目に焼き付けた。主将の西平圭汰君は「先輩を超えたいと思った」と目標が明確に定まったという。
選手層に厚み
全国で勝つ喜びと同時に感じたのは日本一を目指すチームとの力の差だった。14年に完敗を喫した大阪代表チームは同大会で優勝。後藤監督は「体の大きさがまるで違った」と語る。パワー、スピード、連戦を乗り切る持久力など、全ての面で日本一を目指すチームとは差があった。
敗戦から2年、取り組んだのは徹底的な基礎体力の強化だった。倒立、ブリッヂを行う体幹トレーニングで基本的な体の強さやバランスを一から鍛え直した。後藤監督は「跳び抜けて上手な選手はいないが全員が平均以上」と身体面の強化がチーム力の底上げにつながったと強調する。
5月の県大会前に攻守の要だった西平君が腰を骨折。エース級投手も故障し苦しいチーム状態だったが、選手層の厚さを発揮して県を制覇。全国行きを決めた。
2年前と同様、今年も全国大会の初戦は後輩部員が応援に駆け付けた。同点タイムリーを放った西平君は「全国で勝つのは大変なこと。初戦を見て雰囲気を感じ取ってくれたと思う」と後輩に日本一の夢を託した。
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