母乳育児支援コラム 31 抱いて、見つめて、話しかけて 保健師 朝倉 きみ子〈つわりとの上手な付き合い方〉
なぜ「つわり」が起きるのでしょうか?
つわりの原因にはホルモンバランスの変化説、アレルギー反応説、自律神経失調症説、精神的ストレス説、赤ちゃんからの「休んでサイン」――などさまざまな説があり、いずれも明確なものではないようです。
産婦人科医の池川明先生によると、人間は周波数を持っていて、その波動が合わないと「つわり」が起こるそうです。音楽に例えると分かりやすいと思います。和音は快感ですが、不協和音はとても不快感があります。それが「つわり」だということです。
胎児は一生懸命チューニングしているけれど、お母さんにはなかなか伝わらないようです。それではお母さんからのチューニングはどのようにすればいいのでしょうか。単にイメージでお母さんが赤ちゃんに意識を向ける、というだけでチューニングできます。
まだお母さんのお腹は小さいので、なかなか存在を意識しにくいと思いますが、名前(胎児名付けると良いですね)を呼びながら話しかけてみてください。きっとお母さんと赤ちゃんの気持ちが合わさるときれいな和音ができるでしょう。「ド・ミ・ソ〜」って和音心地良いですね。
つわりの時は、食事もなかなか作れないと思いますが、赤ちゃんが元気な証拠だと思って、あまりこだわらずに過ごしていただけたらと思います。
小さいおむすびや海苔巻きなどを少しずつ食べるか、酢飯にしても良いかと思います。酸味のあるものが良いなら、果物を少量ずついただくのも良いでしょう。
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