六つ川小学校で1月19日、お囃子・太鼓演奏を通した同校6年生と南白ゆり幼稚園の交流授業があった。授業は幼・保・小連携の一環。4月から同校に入学する幼稚園児に学校に慣れてもらうねらいがある。
当日は地域のお囃子団体「六ツ川大池囃子」から指導を受けている6年2組の児童が半年間学んできた太鼓演奏を披露。基礎的な曲を演奏し、同時にひょっとこの面を被った児童がおどけた動きを見せ、園児を笑わせた。その後、児童は年長児に太鼓の叩き方などを教えた。
児童は「園児が思ったより喜んでくれて良かった」と話した。同園の戸井浩副園長は「園児が小学校に期待や希望を持ってほしい」と話した。
伝統の担い手に
太鼓演奏は児童の希望により昨年から取り組む。月に2回、大池囃子のメンバーが同校で教えている。大池囃子代表の田中正海さんは「この中から太鼓を続ける子がいれば」と後継者が出ることを期待した。
児童は地域ケアプラザなどでも演奏しており、施設との交渉や企画立案も自分たちで行ってきた。6年2組担任の浅沼優希教諭は「太鼓やお囃子の魅力を伝えようという気持ちが少しずつ大きくなってきた」と児童の変化を感じ取る。角田和暁校長は「地域の伝統芸能に関われたことは財産になる」と喜んだ。
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