昨年4月に開館した南公会堂の愛称が「みなみん」となったことが3月11日に発表された。区民から寄せられた候補の中から1200人以上の投票で決まったもので、区は「末永く愛してもらえる施設になってほしい」と話し、愛称決定を機に公会堂を広く知ってもらおうとしている。
南公会堂は区庁舎移転に伴い、昨年4月に開館。区は親しみを持ってもらおうと、愛称を付けることを決め、9月から案を公募した。385点の応募があり、南区在住の作家・山崎洋子さんがアドバイスをしながら審査し、▽チェリーナ▽ミナーリア▽みなみーな▽みなみん▽ラフネ――の5案に絞った。12月から2月まで区民投票を実施。1278人が投票し、322票を獲得した「みなみん」に決定した。2位以下は、ミナーリア、ラフネ、チェリーナ、みなみーなの順だった。
市内2例目
市内で公会堂に愛称を付けることは珍しく、昨年11月に栄公会堂(スポーツセンターを併設)が「たっちーらんど」となったのが初めてで、南公会堂が市内2例目。
11日に行われた公会堂1周年記念コンサートの中で大木節裕区長が愛称を発表した。公募で「みなみん」を提案した2人の中から抽選で選ばれた永田東在住の桜木美津子さんが大木区長から賞状を受け取った。
「みんなに愛される」
桜木さんは食育の啓発を行いながら、区民の健康づくりに取り組む「食生活等改善推進員」(通称・ヘルスメイト)の南区代表を務めており、公会堂を訪れることも多く「南区民すべてに愛されるようにと思って名付けた」と話した。
南区連合町内会長連絡協議会の千葉六男会長は「みなみん」に投票したことを明かした上で「この愛称が早く区民に浸透してほしい」と願った。
大木区長は「『みなみん』が下町で人情味あふれる南区の象徴として末永く愛してもらえるようにしたい」と期待を込めて話した。
区によると、公会堂は今後、「みなみん(南公会堂)」と表記される。
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