神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2017年7月6日 エリアトップへ

神奈川県弁護士会会長として人権擁護活動などに取り組む 延命(えんめい) 政之さん 60歳

公開:2017年7月6日

  • LINE
  • hatena

弁護士の使命、忠実に

 ○…弁護士の使命は、基本的人権の擁護と社会正義の実現。そう説明し「弁護士法第1条1項に明記されています」と穏やかな口調で語った。県内1600人が加入する公的団体のトップとして、その使命に基づき舵を取る。

 ○…多岐にわたる案件を5人の副会長とともに定期的に議論する。例えば今年度中の設置を目指す成年後見センターについて「方向性はまとまっていても、運営方法や仕組みなど詳細についてはさまざまな議論がある」と説明。最終的に絞られた選択肢の中で決断するのが会長の役割であり、それは重責だ。それもすべて「県民のため。また会員が誇りに思えるため」だ。

 ○…鶴見区の出身。法曹関係とは縁のない家庭で育つ。進学した早稲田大学法学部で、法律研究などに取り組むサークルに入ったのをきっかけに、自然と司法試験への道を歩み出した。「先輩が受かる姿を見ていて、自分もそうなれると思った」。そして、60倍の狭き門を突破し1990年に弁護士登録。来年で独立20周年を迎える。事務所はずっと関内だ。

 ○…駆け出しの頃、重度障害がある子どもの案件を担当。それをきっかけにいわゆる社会的弱者である高齢者や障害者に関わる事案を多く手掛けるように。彼らの権利擁護に取り組む「横浜生活あんしんセンター」の所長なども務める。また、昨今の立憲主義を軽視する風潮については「権力の暴走を防止し、人権を擁護するのが立憲主義の根幹」と説明。憲法に抵触するようなことがあれば、当然指摘すべきだと語った。

 ○…家族は妻と娘、息子の4人。「家ではぐうたら親父ですよ」と笑った。息抜きは「たしなむ程度」のお酒と音楽。ジャンルはクラシックやジャズにロックと幅広い。「弁護士は硬い話になりがち。笑いがとれるといいですね」と話し、「より身近な存在であり続けたい」と弁護士の使命に忠実たらんとする。

南区版の人物風土記最新6

高野 一哉さん

県内の若手塗装業者らによる「神奈川昭和会」の会長を務める

高野 一哉さん

別所在住 42歳

3月28日

境 領太さん

3月14日、都内開催の「起業家万博」で関東代表としてビジネスプランを発表する

境 領太さん

中区在勤 39歳

3月14日

竹内 一郎さん

市大病院の医師で能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

二葉町在住 51歳

3月7日

川崎 順一朗さん

理容店「ヘアーサロン アンス」の店主で、県の優良衛生技能者に選ばれた

川崎 順一朗さん

山王町在住 61歳

2月29日

千原 幹男さん

2月17日に餅つき大会を行った中村町一丁目第二あずま会の会長を努める

千原 幹男さん

中村町在住 76歳

2月22日

佐藤 和義さん

「桜剣士会」の創設者で、今年度の市スポーツ普及功労賞を受賞した

佐藤 和義さん

南太田在住 65歳

2月15日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook