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南区版 公開:2017年7月20日 エリアトップへ

南区スポーツ推進委員連絡協議会の会長で南まつりの実行委員長を務める 坂本 今朝幸(けさゆき)さん 山谷在住 61歳

公開:2017年7月20日

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実直に地域活動を下支え

 ○…まつりの実行委員長は、今年4月に就任した南区スポーツ推進委員連絡協議会の会長職に伴うもの。これまで数多くのスポーツ大会の運営に携わっており、「準備は大変だが、終わった後に『またやってほしい』と言われるのが嬉しい」という。南区の夏の風物詩を前に「区民に知れ渡ったまつりで、みなさんに楽しんでいただければ」と語り、準備に余念がない。

 ○…42歳の時、中村地区のキックベース大会に息子と参加したことがきっかけで、前任者から勧められて体育指導委員(現スポーツ推進委員)に。会社員で委員の活動が土、日曜日に集中するのは大変だったと言うが、「行事で知り合った人と近所で顔を合わせ、あいさつできることが喜びにつながった」と振り返る。自分の活動が地域を下支えしていることを実感し、「役に立てて良かった」と思えた。区内に約180人いるスポーツ推進委員をまとめながら、「子どもから高齢者までスポーツに親しめる場を提供したい」と区全体で取り組むグラウンドゴルフ大会の充実などを目指す。

 ○…清里高原に近い山梨県の北部で生まれ育つ。周囲は田畑に囲まれ、冬は田んぼに水を張ってスケートを楽しんだ。中学では野球部に所属しながら、選手不足のバレーボール部を手伝うなど、スポーツ三昧。一転、工業高校では計算尺を使う「計数部」に所属し、計算の正確さを競う大会で県2位になったことも。運動で鍛えられた心身は瞬時の判断が必要な計算にも役立った。その後、大手通信会社に就職し、横浜へ。電話交換器の設計などを続けてきた。現在も災害対策担当などの業務にあたる。

 ○…かつては息子2人が所属した少年野球チームで15年間コーチを務めた。「自分が高校でできなかったから」と野球の夢をその2人に託したことを笑顔で振り返る。「家族の理解があってこそ」と活動への協力に感謝。実直に、地域活動を支えるために動き続ける。

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