横浜市は市薬剤師会や日本チェーンドラッグストア協会と連携し、家庭で不要になった水銀体温計などの回収を7月から始めた。12月28日まで、事業に協力する薬局やドラッグストアなど、458カ所に専用の回収箱を設置し、集中的な回収を進める。
水俣条約発効で
集中回収の背景には、地球規模の水銀汚染防止を目指し、8月16日に発効された「水銀に関する水俣条約」がある。水俣病の原因となった水銀を使った製品製造や輸出入を国際的に規制し、国内でも適切に処理する仕組みを作ることを目指したもの。
回収対象は水銀式体温計、水銀式血圧計、水銀式温度計(液体が赤色のアルコール式温度計や電子式は対象外)で、割れているものは持ち込むことができない。購入時のケースまたはビニールに入れて、体温計は専用の回収ボックスに直接、血圧計と温度計は受付窓口で回収する。回収場所は区役所、資源循環局収集事務所、ステッカーのある薬局、ドラッグストア。南区では11店舗が協力して回収する。
問い合わせは市資源循環局業務課【電話】045・671・3819。
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