地域貢献活動に取り組む「横浜型地域貢献企業」に南区から選ばれた会社と取り組みを紹介する。
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西田装美(富田好昭社長)=花之木町=は1968年設立。ビル清掃や管理などが中心。従業員は約270人。市大センター病院や地区センターなどの公共施設の清掃のほか、日産スタジアムの指定管理者のうちの1社にも名を連ねる。
就業・自立へ
10年前から障害者に清掃技術を指導し、その後の就業につなげてもらう取り組みを進める。富田社長も若葉台特別支援学校=旭区=に年間10回以上通い、知的障害のある高校生に指導。ほかにも、養護学校から実習生を受け入れるなどしている。同社は現在、8人の障害者を雇用している。富田社長は「障害者が自立できる環境を作りたい」と話す。「子どもを指導する社員も”教えればやってくれる”という気づきが生まれる」と社員の成長にもつながっているという。
ほかにも、月1回、「ハマロードサポーター」に登録し、大岡川プロムナードや蒔田駅周辺を清掃する。12月9日にNPO法人がみなとみらい地区で行う「サンタプロジェクト」にも参加し、パシフィコ横浜付近の清掃などにも協力する。
富田社長は「地域と共に発展、成長する企業を目指したい」と意欲を示す。(了)
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南区からは同社のほか、アラン建設=大岡=、濱田園=六ツ川=、松本産業=南太田=の4社が市の外郭団体である公益財団法人横浜企業経営支援財団から認定を受けた。
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