本人が外国籍や両親のどちらかが外国籍の児童が全校の半数以上を占める市立南吉田小学校(藤本哲夫校長)で12月2日、子どもが言葉の壁を越えてどう関わっていくかを話し合うパネルディスカッションがあった。同校の「MYキッズスマイルフェスティバル」の中の企画。
「言葉がわからなくてもお互いがわかり合うために」をテーマに4年生から6年生の11人がステージ上で意見を述べた。中国から来た男子児童は「休み時間は話が通じる中国の子どもだけで遊んでいる」と交友関係が母国出身者だけにとどまっている状況を説明。それに対し、日本人の児童からは「音楽の授業で習った曲を一緒に歌う」「ドッヂボールで遊ぶ」など、国籍を越えたコミュニケーションの方法が提案された。
1月に中国から来日した4年生の男子は「教科書の単語を覚えている」としっかりとした日本語で述べた。ステージ上の意見を聞いた日本の児童からは「簡単な言葉でゆっくり話したい」「日本語が分からない人を避けていたが、向き合うようにしたい」などの意見が出た。外国籍の児童からは「外国の言葉も覚えてほしい」との要望もあった。
同校には中国など15の国・地域の子どもが通う。藤本校長は「子どもの意見に感動した。私たちの先を行ってくれると感じた」と話した。
南区版のローカルニュース最新6件
|
|
高田市議の後援会発足3月28日 |
|
|
|
|
<PR>