2011年は南区の前身である「久良岐郡大岡川村」の北部にあった蒔田や弘明寺などが横浜市に編入されて100年目を迎える。また、うさぎ年の南区を紐解くと、過去には別所町や別所中里台が誕生しており、発展の歴史をたどることができる。
久良岐郡の9つの村のうちの1つだった大岡川村は1889年(明治22年)の町村制導入により誕生。蒔田、弘明寺といった現在の南区の西部と港南区の北部を地域とした。この年、横浜市も誕生したが、大岡川村などの久良岐郡は市域から外れていた。
今から100年前の1911年(明治44年)4月1日、横浜市が市域を広げたことにより、大岡川村北部の蒔田や弘明寺、井土ヶ谷、堀ノ内といった地域が市の仲間入りを果たした。
うさぎ年に別所が誕生
うさぎ年をさかのぼると、84年前の1927年(昭和2年)4月に永田や別所といった大岡川村の残りの地域が横浜市に編入し、同村は廃止された。同年10月、横浜市が区制を施行し、「中区」がスタート。同時に「別所町」や「中里町」が作られた。中区を分割し、南区が誕生するのはそれから16年後の1943年(昭和18年)12月。
36年前の1975年(昭和50年)7月、別所や中里、港南区最戸の一部を再編し、「別所1丁目」から「別所4丁目」と「別所中里台」を新たな町名とした。
12年前の1999年(平成11年)10月には南区医師会が宿町に居宅介護支援センターを開設。福祉サービスの充実が図られた。
人口は変化なし
人口の変化を振り返ると、港南区分区後の1975年と現在の人口はほとんど変わらないが、世帯数は約1・4倍に増加。1世帯あたりの人口は大きく減少している。
南区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>