市立南吉田小学校(藤田耕平校長)で9月3日、「MYスマイルフェスティバル」が行われた。同校児童が「震災被災地を応援したい」と願い、初めて実現したもの。同校が地域に開催を持ちかけて、中学校区の中区の学校や地域団体も参加。被災地支援で区を越えた地域の連携が生まれた。
東日本大震災を受け、同校の児童から「被災地のためにできることがあれば行いたい」との声が出ていた。そこで同校が寿東部地区の青少年指導員など、20の団体や学校に協力を呼びかけ、チャリティーイベントの開催が決定。被災地支援の願いを込めて「がんばろう日本 今わたしたちにできることを」を副題とした。
同校の児童が卒業後に通う中区の吉田中、富士見中も開催に協力。同時に中区・埋地地区の青少年指導員、体育指導員もジュース販売などで参加した。同校を会場に行われている寿東部地区の祭りには中区の団体は関与しないだけに、このイベントで南区、中区の団体・学校が連携した形だ。
フェスティバルでは、体育館で民生児童委員がかるたや竹とんぼといった昔の遊びを子どもに指導。子どもたちは今まで経験したことがない遊びに夢中になっていた。富士見中は被災地の中学生へ向けたメッセージを旗に書いてもらう企画を実施し、来場者にその場で書いてもらっていた。
後半は、藤田校長が作詞・作曲したオリジナル曲「明日を信じて」を自らが参加するバンド「サンセットフレンズ」のメンバーで演奏。子どもと一緒にステージに立ち、歌で被災地にエールを送った。
会場には募金箱が置かれ、義援金が集められた。
藤田校長は「区を越え、子どもに関係する団体と連携できたことは大きい」と話していた。
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