大岡小学校の4年3組の児童が廃油を利用した石けん作りに取り組み、製作したものを3月16日(金)から18日(日)まで、弘明寺商店街の8店舗で販売する。児童は工夫を重ねて石けんを作り、自ら商店街に企画を持ち込んで販売を実現させた。
石けん作りは総合学習の時間を使って1年間をかけて行ってきた。総合学習は、まちの中にあるものから題材を見つけて学ぶ内容を決める。児童は商店街で売られていた石けんに注目。社会科でごみやリサイクルについて学んでいることもあり、廃油を使った石けん作りに挑戦することになった。
廃油石けんは苛性ソーダを使えば子どもでも簡単にできる。給食調理で出た廃油などを使い、製作した。
昨年末までに2度、弘明寺商店街内で買物客を前に使用実演や配布を実施。色や香りをつける工夫もした。その中でまちの人から「汚れがよく落ちるので、売れば買う人がいるかも」との声が出た。児童は販売企画を商店街の10店舗に持ち込み、これに応じた靴店「ホソイ」など8店で委託販売されることになった。
石けんの色や形、大きさはさまざま。店舗の一角に10個程度が置かれ、代金は購入者が決め、箱に入れる仕組み。担任の齋藤美紀子教諭は「子どもたちの努力を見てほしい」と語っている。詳細は同校【電話】045・711・0818へ。
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