別所地区の地域活動の拠点となる「別所コミュニティハウス」が3月11日、別所3丁目の南が丘中学校の隣に開館した。大きな鏡がある集会室など、地域住民の要望が取り入れられた施設となり、施設側では子どもから高齢者までの利用を期待している。(「人物風土記」に関連記事)
コミュニティハウスは、趣味のサークルやボランティア活動、集会などを行うために市が整備する施設。中学校区に1館を目安に整備を進めており、別所コミュニティハウスは南区では永田台、六ツ川台、睦、浦舟、六ツ川一丁目、蒔田に続き7館目となる。
施設内には3つの集会室、調理室、キッズコーナー、談話コーナーがあり、延床面積は310平方メートル。集会室の利用は団体登録が必要。管理・運営は、ほかの6館と同様にNPO法人「みなみ区民利用施設協会」が行う。
これまで、別所地区には町内会館がない自治会町内会があり、大岡地区センターなどを使用するサークルもあった。
同ハウスの施設内容は地元住民らで組織された「建設委員会」が2006年から検討を重ねて決められた。当初、早ければ08年度に開館する予定だったが、市の財政難などで開館が延びていた。同委員会の委員長を務めた別所地区連合町内会長の酒井久雄さんは「完成を心待ちにしていた」と待望の開館となった。
要望を反映
集会室は地区のダンスサークルなどの要望を受け、壁一面が鏡の部屋を用意。ほかにも、子育て世代が利用しやすいように、じゅうたん敷きのキッズコーナーや調理室も設けられた。
10日には開館記念式典が行われ、約80人が集まった。石井保行館長は「隣には南が丘中もあるので、子どもから高齢者までが集える場所にしたい」と語っていた。
20日(祝)から25日(日)までは連日、さまざまな企画が行われる「開館フェスタ」を開催。詳細は同ハウス【電話】045・721・8050へ。
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