2013年度南区予算案 防災、子育て支援に重点 自主事業に1億2千万円
横浜市の2013年度予算案がこのほど発表され、同時に南区が独自に行う自主企画事業の予算案、概要も明らかになった。同事業の予算は約1億1984万円。市全体と同様に防災対策や子育て支援策に重点を置くほか、区制70周年記念事業のための予算を編成。事業を整理し、部署を越えた連携強化を目指す。
市の13年度予算案は国の大型補正を踏まえ、12年度2月補正予算と一体的に編成された。土地開発公社の解散に係る経費を除く一般会計の総額は1兆4353億円で、前年比1・8%増。3年連続のプラス予算となった。
区の自主企画事業の予算である「個性ある区づくり推進費」は、独自事業に使用できるもので、各区に割り当てられている。南区の13年度の同推進費は19事業に約1億1984万円の予算で、12年度より約600万円減少している。
事業整理し部署横断
12年度は事業を45に分類していたが、13年度は地域振興課が中心の南まつり、桜まつりと福祉保健課の健康福祉まつり「南なんデー」を「ふるさとまつり事業」に統合するなど、内容、目的が類似するもの整理。その結果、19事業となった。南区役所では「縦割りで進めがちな事業でも部署横断で行い、区全体としてチーム力を発揮できるようにした」とねらいを話す。
12年度に続いて重点事業とする災害対策は、区民が自らの地域を調べ、防災マップを作る取り組みや認知度が低い地域防災拠点を知らせる案内板の掲示を行う。
子育て支援では、0歳から3歳児の保護者に子育て支援の要望を調査する事業を行うことを盛り込んだ。
さらに、市内でも南区のごみ量が多いことから、ごみ減量を重点事業とし、区民から減量アイデアを募る企画を行う予定。
70周年に450万円
今年12月に迎える区制70周年へ向け、記念事業に450万円を充てた。2月中に設立される記念事業実行委員会が行う式典や写真展などの企画に補助金を交付する。文化振興や商店街支援事業にも70周年関係の予算が組み込まれており、区全体で節目の年を祝う。
予算案は現在開会中の市会で審議されており、3月26日に議決される予定。
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