神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2013年2月28日 エリアトップへ

南区地域自立支援協議会の代表として障害者をサポートする活動を続ける 中根 幹夫さん 中村町勤務 42歳

公開:2013年2月28日

  • LINE
  • hatena

誠実に学ぶ姿勢を忘れず

 ○…区内の地域作業所などの障害者施設、約40団体が加盟する団体の代表を5年前から務める。”点”になりがちな支援を”面”に広げられるよう、情報交換や施設の訪問を繰り返す。3月14日には、障害ついて考える会主催の講演会を開く。「障害とは何かを考えてほしい」と強く願う。

 ○…大学生の時、社会福祉学を学ぶ中、障害者が生活する地域作業所やグループホームなどの現場を体験。「話してみると、甘い物が好きだとか、自分と何も変わらないと思った」。会話が困難な人でも向き合えば言葉を聞き取れないことはない。重い障害がある人でも「できないという先入観を持って接してはいけない」と痛切に感じた。障害者の生活と接する中で支援の仕事をしたいと思うようになる。市内で複数の支援施設を運営する社会福祉法人「横浜共生会」に入り、8年前から中村町の地域活動ホーム「どんとこい・みなみ」で活動。5年前から所長として関連施設も含めて80人近いスタッフをまとめる。

 〇…「施設利用者から学んだことがすべて糧になっている」と断言。かつて、食事介護が必要な人に対し、食べ切らないうちにスプーンですくったものを口の前へ運んでいた。「これでは急がされてしまう」と言われ、初めて自分の行動が相手のことを考えていないと知った。教科書では分からない現場の経験が、トップとなった今でも自分を支える柱になっている。「学ぶ謙虚さを持ってほしい」。スタッフに求めるのは、利用者から信頼されるための誠実さ。言葉の端々から、謙虚に利用者に寄り添おうという気持ちが感じられる。

 〇…家では2人の中学生の娘の父親。住まいは港南区だが、南区での仕事が長く、愛着も沸いている。「区のキャッチフレーズ『南の風はあったかい』の通りだと思う」。困っている人に何かできるよう、いつでも、どこでも学ぶ姿勢を忘れず、地域に、そして、障害者に寄り添っていく。
 

南区版の人物風土記最新6

高野 一哉さん

県内の若手塗装業者らによる「神奈川昭和会」の会長を務める

高野 一哉さん

別所在住 42歳

3月28日

境 領太さん

3月14日、都内開催の「起業家万博」で関東代表としてビジネスプランを発表する

境 領太さん

中区在勤 39歳

3月14日

竹内 一郎さん

市大病院の医師で能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

二葉町在住 51歳

3月7日

川崎 順一朗さん

理容店「ヘアーサロン アンス」の店主で、県の優良衛生技能者に選ばれた

川崎 順一朗さん

山王町在住 61歳

2月29日

千原 幹男さん

2月17日に餅つき大会を行った中村町一丁目第二あずま会の会長を努める

千原 幹男さん

中村町在住 76歳

2月22日

佐藤 和義さん

「桜剣士会」の創設者で、今年度の市スポーツ普及功労賞を受賞した

佐藤 和義さん

南太田在住 65歳

2月15日

横浜しだれ桜の寺「普門院」樹木葬墓地

ご家族ご夫婦だけの区画 庭園型永代供養墓苑 0120-426-350

https://www.youtube.com/watch?v=YEcUswIppIk

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

南区出身 気鋭の落語家

関内ホール企画出演中

南区出身 気鋭の落語家

春風亭かけ橋さん

4月24日~4月24日

南区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook