別所地区社会福祉協議会の会長として、9月14日に敬老食事会を行う 阿部 勝彦さん 別所在住 76歳
連携図り安心安全なまちを
○…3年前から別所3丁目東町内会長として別所地区社協の理事を務めていた。国会議員の秘書をしていた経験などが評価され、今年4月から会長になった。「高齢者、子育て世代の安全な生活作りに貢献したい」と抱負を語る。9月14日には、一昨年まで年5、6回行っていた敬老食事会を再開要望の声に応え、1年ぶりに行い、独居高齢者の交流の場を復活させる。
○…先祖をさかのぼると徳川家の重臣、阿部一族に辿りつくという。「私の根幹には三河武士の誇りがある」と話し、すぐには折れないという性格のルーツを語る。生まれは東京。小学3年生の時に、戦争の影響で静岡へ移り住んだ。就職後は関西での転勤が続いたが、高齢の両親の元で暮らしたいと、33歳の時に義兄のいる横浜へ。「神戸のような港町を想像していたが、別所は野山ばかりで驚いた」と当時を振り返る。
○…「若いころは、政治家になりたかったが断念した。だから、政治家を応援する側に回ろうと思った」と40代後半の時、衆議院議員の秘書を3年間務め、政界の舞台裏も見てきた。政治のほかに関心があるのが野球。横浜に移り住み、大洋ホエールズの時代から応援を続け、20年間私設応援団に入っていたこともあった。家には、外野スタンドで振っていた応援団旗がまだあるという。また、歴史に関心があり、阿部家の偉業や、掛川の歴史についてまとめたいと考えている。
○…近年、別所にはマンションやアパートが増え、一つの地域としてまとめることが難しい。「社協は町内会長や民生委員、老人会など幅広い団体の代表で構成されている。その力を生かしたい」と語る。理想は、老若男女が安心安全だと思えるまち。敬老食事会の復活以外にも、子ども会などと協力し、来年は潮干狩りをやりたいと考えている。「今までやったことのないことに挑戦しなければ」と目標を掲げ、社協会長としての使命を果たしていく。
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