市立永田中学校(深澤茂校長)バレーボール部の女子選手3人が、大阪市で12月25日から行われる「全国都道府県対抗中学バレーボール大会」に、神奈川県代表として出場する。代表監督を務める同校バレーボール部顧問の南部浩司監督=人物風土記で紹介=とともに、4人が県の代表として日本一を目指す。
県代表選手として全国大会に出場するのは、同校の長尾のどかさん(3年)、稲岡邑莉さん(3年)、三浦綾乃さん(2年)。大会はJOC(日本オリンピック委員会)が後援するジュニアオリンピックカップで、将来の五輪選手の育成などを目的に行われているもの。
今夏の代表選考会を通過した3人は、いずれも大会初出場。県代表には12人が選ばれ、夏の県大会で優勝した同校からは、最多人数が選出された。
個性豊かなメンバー
長尾さんの代表でのポジションはアタッカーとしての役割を担うライト。永田中ではエースナンバーを背負い続け、フェイントを交えた左右どちらの手でも打てる強力なスパイクが持ち味。南部監督は「アタッカーとして欠かすことのできない存在」と話す。
稲岡さんは、レシーブなど守備専門のポジションとなるリベロ。身長154cmと小柄ながら、ボールに食らいつく運動量と粘り強さが武器。仲間を笑わせるムードメーカー的存在でもあり、南部監督は「大きな声を出してチームを引っ張ってくれる」と話す。
代表チームではただ一人、2年生での選出となった三浦さんのポジションはセッター。「あれほど打ちやすいボールを上げる選手はなかなかいない」と南部監督が絶賛するトス技術と、チームメートが「試合になると人が変わる」と話す集中力が持ち味。
部活動と並行し4カ月
同校の深澤校長は「大会前には校内で4人にエールを送る壮行会も予定している。全国大会で活躍してもらいたい」と話す。
代表チームは26日に熊本、鳥取の県代表チームと予選リーグを戦う。
8月のチーム結成後、学校の部活動と並行して代表チームの練習に励んできた3人は「4カ月の練習の成果を大会で発揮したい」と力強く話した。
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