25日から始まる中学バレーボールの都道府県対抗大会で県女子チームの監督を務める 南部 浩司さん 永田中教諭 50歳
すべての力を注ぎ挑む
○…各都道府県の選抜選手が集う「JOCジュニアオリンピック」のバレーボール大会で、2010年以来2度目となる神奈川県代表監督に就任。過去にはコーチとしても出場しており、同大会への挑戦は通算5回目となる。「伝統ある神奈川JOCが自分を指名してくれた。これまでの経験を生かしてすべての力を注ぐ」と覚悟を決める。
○…鶴見区出身。学生時代は「映画研究会で映画を撮ったり、大学祭実行委員会の事務局長をやっていた」と話す”文化系”で、バレーボールはまったくの未経験。大学卒業後に教員となり、25歳で初めてバレーボール部の顧問を務めた。「最初に持ったチームの生徒たちを『何とか勝たせてあげたい』という一心で、毎日必死で考えていた」と就任当時を懐かしむ。
○…永田中で顧問を務めたのは10年前。2011年には全国大会に初出場。今年7月の県大会でも優勝を果たすなど、強豪チームへと成長させたが「保護者の皆さんが全力で私や選手を支えてくれる。最高のチームを作るために、全員が努力できるのがバレーの魅力」と、周囲の人々の力であることを強調する。「生徒たちは日常の学校生活の中でバレー部員としてどうするべきかを考えている。競技を通して県外にも多くの仲間ができた」と話すように、伊豆大島で行われている大会「大島レインボーカップ」に、数年前からバレー部が参加。現地の中学、高校生たちと交流を深めていた。台風による大きな被害を受けたことに「関係者一同、心を痛めている」と心配そうな表情をみせる。
○…今春に結婚。強豪校の顧問であり、大忙しの日々を送っているが、新妻と共通の趣味である沖縄旅行が息抜きの一つ。今夏には石垣島で結婚式を挙げるなど「疲れた時には沖縄料理店でのんびりする時間が一番」と話す。公私ともに充実した笑顔の似合う代表監督が、選手と一緒に全国大会の舞台で躍動する。
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