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南区版 公開:2014年1月23日 エリアトップへ

「永田の丘ハイキングの会」代表で主催するウォーキングイベントが70回を超えた 北野 制さん  73歳

公開:2014年1月23日

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「第二の人生」に明るい光

 ○…永田地区センターの館長を務めていた2005年に立ち上げた同会。県内を中心にさまざまな場所を会員と一緒に歩き、地域の名所や季節の植物などにふれてきた。開催は70回を超え、これまでの参加人数は延べ1600人。永田周辺を中心とする平均年齢70歳の高齢者が月に一度集まって、アクティブな時間を過ごしている。「定年を過ぎた人が趣味を持って、いつまでも元気な生活を送ってほしい」と、生き生きとした表情で語る。 

 ○…横須賀市で生まれ育つ。中学時代に理科のクラブ活動で三浦半島に行き、植物や昆虫に触れたことで「自然が好きになった」と笑顔。高校では生物部に所属し、華やかさに惹かれて蝶を観察した。大学進学後は山岳部に入部。北・南・中央アルプスなど、全国の山を巡った。「日本の出っ張っているところは一通り歩いた」と話す姿には、若々しいオーラがみなぎる。

 ○…横浜市の職員として、現役時代は区役所などで勤務。磯子区役所で福祉部門を担当していたころ、障害や認知症で悩む多くの家族に出会った。自分にできることはないかと考えた時、自らの生きがいでもあるハイキングが「高齢者に趣味や目標を与え、健康な日々を過ごす上で役に立つのではないか」と考えた。それが同会を設立するきっかけになった。

 ○…10年近く継続してきた同会の自慢は「参加者が今まで一人も怪我をしていないこと」ときっぱり。開催前には妻と2人でコースを下見。初心者にも安全な場所か、危険な道はないかなどをチェックする気遣いが実を結んでいる。夫婦では、年に数回旅行に繰り出すことも。沖縄が好きで「きれいな海を見ていると『浦島太郎』の気持ちがよく分かる」とニッコリ。「何度も歩いた場所でも季節や天候によっていつも新たな発見がある」。そんな大好きな自然に囲まれて、これからも高齢者の「第二の人生」に明るい光を灯す。

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