神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2014年1月23日 エリアトップへ

横浜橋通商店街 宅配サービスを試行 高齢者、子育て母親対象

経済

公開:2014年1月23日

  • LINE
  • hatena
サービス参加店の店頭にはのぼりが掲げられている
サービス参加店の店頭にはのぼりが掲げられている

 横浜橋通商店街(森貞一理事長)が高齢者や子育て中の母親を対象に、購入商品を自宅に届けるサービスを1月14日から始め、25日まで試行している。南区の商店街では初の試みで、試行期間の状況を見ながら、今後、本格的にサービスを行うかを検討する。

 宅配サービスは、同商店街から半径2Km以内に住む65歳以上の人と小学生以下の子どもを持つ母親が対象。利用者がサービスを行う店舗を訪れて商品を購入し、宅配を希望すると、商店街事務所に品物が集められ、午後2時、4時、6時のうちから希望する時間に配達される。利用には会員登録が必要で登録料は無料。宅配料は購入品数に関係なく、1回100円。現在、サービスを受けられるのは、青果店や酒店、惣菜店などの11店舗。

スーパーに対抗

 最近は大手スーパーがインターネットを通して注文を受け、自宅に商品を届けるサービスを行っている。同商店街そばに昨年2月にオープンした「サミット」もネットによる宅配サービスを展開する。

 同商店街に対し、買物客が配達を望む声は以前から寄せられていた。商店街側は「周辺は坂が多く、重い物を持って帰れない人もいる。インターネットを使えない高齢者もおり、宅配サービスを考えた」という。

 市が昨年公表した商店街実態調査によると、宅配サービスを行う市内の商店街は全体の約15%。同調査によると、宅配サービスは「今後取り組むべき活動」のトップにあげられているが、人手不足などを理由に導入できない商店街が多い。

 同商店街は事務員が宅配サービスの対応を行い、配達は近隣の運送業者に依頼する。配達費用の一部は参加店舗が負担する。

参加店増が課題

 商店街側は各店舗にサービスへの参加を求めているが、約130店舗のうち、まだ1割にとどまっている。商店街の森理事長は「参加店舗が40店から50店に増えないと、登録者も増えてこない」と課題を口にする。

 参加店の一つ「佐藤青果店」は「今までも家まで運んでほしいという要望があったので、それに応えることができる」と話す。

 宅配サービスは25日まで試行する。利用状況や参加店舗の声を聞き、本格的に実施するかを判断する。今後、会員が利用できる「お休み処」の提供など、サービスを拡充し、高齢者や子育て中の母親が買い物しやすい環境を整備する方針だ。

南区版のトップニュース最新6

蒔田公園 久々に活気

みなみ桜まつり

蒔田公園 久々に活気

5年ぶり、踊りの花咲く

3月28日

防災学び 地域に伝える

蒔田中2年生

防災学び 地域に伝える

災害への備えなど発表

3月28日

森の保全団体に寄付

太田小6年生

森の保全団体に寄付

三浦での環境学習契機に

3月21日

蒔田公園 5年ぶり大舞台

みなみ桜まつり

蒔田公園 5年ぶり大舞台

23、24日 模擬店やステージ

3月21日

福祉避難所 課題浮き彫り

福祉避難所 課題浮き彫り

火防協研修で図上訓練

3月14日

子育て手続き スマホで

横浜市

子育て手続き スマホで

6月末、アプリ配信へ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook