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南区版 公開:2014年2月20日 エリアトップへ

災害ボランティアの支援などの防災活動に取り組む 内田日彦(にちひこ)さん 永田南在住 68歳

公開:2014年2月20日

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まちと人を本気で守る

 〇…災害時に活動するボランティアをコーディネートする「南区災害救援ボランティアネットワーク(サーブネット)」の副会長。3月9日に南中学校防災拠点訓練でボランティアの受け付けから派遣のシミュレーションを行う。ただ、サーブブネットの存在はほとんど知られていない。「災害時は拠点の運営委員も被災者になるので、ボランティアが頼りになる」と訴える姿に人を守ろうという強い意志が感じられる。

 〇…横浜市職員として定年を迎えた後、民生委員を皮切りに地域活動に携わる。「災害はいつか来るから」と4年前、市の防災ライセンスを取得。翌年、防災資機材の取扱法を教える指導員になり、さらに勉強した。防災拠点運営委員として、発電機や無線機を使いこなし、実践的な訓練を行う。専門的な知識が評価され、各地で講演するが、「『本当に大地震が来るのか』と疑う人が多い」と東日本大震災を経ても危機意識が高まらない現状を嘆く。

 〇…磯子区で生まれ、小学校6年の時に永田南へ。蒸気機関車を撮影するのが大好きで、運転士になることを夢見ていた。市職員時代は道路局で道路計画などを担当。趣味のカメラの腕が見込まれ、1980年のベイブリッジ建設開始から完成までの約10年間、記録係として7万枚を撮影した。91年、妻を41歳で亡くす。それにより、当時高校生だった次女は進路を見失ったが、「カメラをやってみたら」とアドバイス。今では結婚式専門のカメラマンとして活躍している。

 〇…民生委員や保護司として住民の困りごとや相談に対応する。海軍軍人から郵政省職員を経て市会議員を5期務めた父から「困った人を助けてやれ」とよく言われた。「みんな最後は”困った人”になるのだから。人助けの”貯金”をしているから、いつか返してもらわないと」と笑う。「カメラやバイクを楽しみたい」と後進を育成し、自分の時間を作るのを楽しみにしている。

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