2014年度の県民功労者表彰の受賞者がこのほど県から発表され、南区から各業界団体で活躍する区民4人と区内に本社がある企業の代表者1人を合わせた5人が選ばれた。今回は個人42人と3団体が受賞。4人の区民が選出されたのは中区と並び市内最多だった。
同表彰は、公共の福祉に貢献し、業績が優れた人を選ぶもの。県の最高表彰の一つで今回で67回目。
業界団体で活躍
南区在住で受賞したのは、元県柔道整復師会会長の江田三男さん(74)、かおり幼稚園園長の丸山征さん(69)、県調理師連合会副会長の山崎敏雄さん(75)、県食肉事業協同組合連合会副会長の若山清さん(80)の4人。また、新川町の建設業「小俣組」の社長で県建設業協会会長の小俣務さん(68)も選ばれた。
江田さんは弘明寺町在住。1967年に開院した六ツ川にある「江田接骨院」の院長。07年から4年間、県柔道整復師会会長を務め、600人以上の会員をまとめた。「業界の活動に対して賞をいただけたと思う。大変ありがたい」と話す。
丸山さんは井土ヶ谷在住。磯子区にある幼稚園の園長を1981年から務める。「子どもらしくのびのびと育ってほしい」というモットーで園を運営。今後も子育てに励む母親を応援できる体制を作っていきたいと意気込んでいる。
山崎さんは白妙町在住。中華料理店を振り出しにお好み焼き店などを営み、現在は横浜橋通商店街のそばでスナック「ちとせ」を経営。調理師連合会の副会長として、研修などを開いており「調理師の魅力を若い人に伝えたい」という。
若山さんは南太田在住。1924年から続く精肉店「若山商店」の3代目。「この商売を長く続けていたからこそ受賞できたので、とても嬉しい」と話す。「今後も今までと同じように自分が良いと思った肉を自信を持って売りたい」という。
小俣さんは社長を40年間務め、昨年、県内約500社が加盟する協会の会長に。若年労働者確保のために工業高校の生徒に建設業の魅力を伝えている。横浜南陵ロータリークラブの会員で「ボランティア活動にも励みたい」と話す。
表彰式は6月12日に県庁で行われる。
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