六ツ川地区連合自治会(東梅良成会長=人物風土記で紹介)が創立50年を迎え、記念式典と祝賀会が11月29日に六ツ川一丁目コミュニティハウスで行われた。祝賀会では、1980年に六ツ川中学校の生徒が詩を作り、住民が作曲した「六ツ川音頭」が同連合自治会の催しで初披露された。制作者の2人が初対面を果たすなど、盛り上がりを見せた。
同連合自治会は19の自治会・町内会で構成され、約5300世帯が暮らす。
創立当初の1964年は10自治会・町内会で構成されていたが、人口増加などに伴い76年、六ツ川大池地区を分離した。
式典には中島泰雄区長や各地区の連合町内会長など約100人が出席。あいさつで東梅会長は「まだまだ道半ば。やらなければならないことがある」と述べ、「今後も皆さんの支援を引き続きお願いしたい」と気持ちを新たにした。
作詞は中学生
その後の祝賀会では、華やかな浴衣に身を包んだ女性5人が「六ツ川音頭」に合わせて優雅に踊った。
六ツ川音頭は34年前、六ツ川中2年生だった山田はるみさんが「郷土研究クラブ」の活動で詞を作った。六ツ川の歴史や「マンガ谷」などの場所、神社、寺の名前を盛り込んだ詞に合わせ、民謡を趣味にしていた六ツ川在住の五味嘉之さん(当時43)が作曲。音頭は同校の体育祭で初めて披露されたほか、六ツ川大池地区の行事などで使われた。しかし、六ツ川地区では存在がほとんど知られていなかったという。
制作者が初対面
東梅会長は、記念行事の準備を進めていた今年6月、大池地区の20周年記念誌に載っていた音頭の楽譜を見て存在を知った。そして「良いものだったのでここでも流行らせたい」と一念発起。山田さんと五味さんの連絡先を調べ、制作当時の話を聞いたという。
祝賀会に出席した2人は、約30年前に電話で話したものの、この日が初対面。山田さんは「郷土クラブで書いた当時の詞を五味さんが持って来てくださった」と感謝した。五味さんは「(電話の)イメージ通り、明るい方だった」と話し、時を経た初対面を喜んだ。
東梅会長は「今後はCDを作り町内会に配布したい。地区のさまざまな行事で披露する」とご当地音頭を広めていきたいとしていた。
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