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南区版 公開:2015年1月22日 エリアトップへ

大岡地区センターで開かれている「大人の塗り絵クラブ」で講師を務める 原 辰男さん 大岡在住 62歳

公開:2015年1月22日

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重ねる色と感謝の心

 ○…「塗り絵」の世界に魅了されたのは5年前。初めは書店で販売されている専門書を使って自己流で技術を高めた。「色を重ねることでさまざまな表現ができることが面白かった」とにこやかに語る。2月には、塗り絵に触れたことがない初心者向けの講座を大岡地区センターで初めて開催する。「孤立しがちな時代。講座を通して仲間と心を通わせてくれたら」とその日を待ちわびる。

 ○…岐阜県で生まれる。幼いころは友人と川遊びに繰り出すなど、自然の中で過ごすことが多かったが「実は絵を描くことのほうが好きだった」と苦笑いで打ち明ける。庭の剪定などを仕事にしていた父の影響もあり、芸術的な美しさに興味を持った。「新聞チラシの裏に『鉄腕アトム』をよく描いていた」と振り返る。中学時代は人物や風景を描くようになり「美術の授業が好きだった。夏休みの宿題で制作した風景画が写生大会で入選した」と懐かしそうな表情。「美的センス」は自然と磨かれた。

 ○…いつも通っていた床屋で「理容師のおじいちゃんがいつも丁寧だった。自分もそうなりたかった」と中学卒業後、名古屋の理容室に住み込みで働きながら通信教育で資格を取得。25歳で「着付けや化粧など、新しい分野の知識と技術を得たい」と思い、東京に移って美容師の世界に飛び込んだ。30歳で国家資格を取得後、職場仲間の妻と結婚。「お客様への感謝の気持ちを忘れない」を合言葉に都内で2つの美容院を開業し、現在は大岡で店を営む。

 ○…長女、長男と一緒に家族4人で暮らす。正月は「スポーツ好きの息子と駅伝観戦に出掛けた」と微笑む。昨年立ち上げた「大人の塗り絵クラブ」では「生徒の個性を大事にしたい。真心を込めて接し、一緒に学んでいきたい」と謙虚な姿勢。「絵を描いていると無心になれる。完成した時の達成感を味わってほしい」。感謝の心を大切に、塗り重ねる色の芸術を伝えていく。
 

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