春の風物詩「南区桜まつり」が4月5日、大岡川沿いなどで行われる。今年はボート、カヌーを使い、川から桜を見る新企画が組まれるなど、川を意識したまつりになる。また、桜の開花が客足に直結する弘明寺商店街からは買物客の増加を期待する声が聞かれる。
桜まつりは25回目。午前10時から午後3時まで、バザーや模擬店が南センターのほか、隣接する下の前公園などで行われる。
2013年から開催日がそれまでの3月最終日曜日から4月第1日曜日に変更され、中区の黄金町、日ノ出町駅付近で行われている「大岡川桜まつり」(4月第1土、日曜日開催)と同時期の開催となった。
カヌーで花見
大岡川でつながる2つのまつりの相乗効果を高めようと、今回、主催者側は川の存在を意識した。連携イベントとして、川を中心にまちづくりを行う市民団体「水辺荘」と「流域連携よこはま」による有料の「お花見ボート乗船会」を4日、5日に企画したところ、約100人の定員が早々に満員になる人気ぶりだった。5日には、蒔田公園親水広場からカヌーで花見をする体験会が開かれる(午前10時から、同広場で受付)。
まつりを知らせるポスターも従来のデザインを一新し、流れる川と桜の花びらを組み合わせたイラストを使った。大岡川桜まつりのポスターにも南区桜まつりの日程が記されており、2つのまつりを知ってほしいというねらいがある。
桜まつり当日を満開かそれに近い状況で迎えられる可能性が高い。
桜まつり実行委員会の水野計委員長は「満開とまつりのタイミングが合いそうなので、多くの人が集まるだろう」と話す。
商店、天候気がかり
3月28日には、弘明寺商店街中央のさくら橋でぼんぼり点灯のセレモニーが行われた。桜はまだ三分咲きだったが、この日は好天だったこともあり、商店街を多くの人が訪れた。
同商店街は開花状況が客足、売上に影響するだけに、店主は桜の様子を気にしている。ある商店主は「今年は咲いている時期に週末が2回来るので、一番良いパターン。気温が高く、夜も人が出ている。今週末の雨だけが気がかり」と期待と不安を口にしていた。
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