六ツ川の県立こども医療センターを5月27日、ダウン症の書家として知られる金澤翔子さんが訪れ、交流会が開催された。
幼いころに金澤さんが同院で治療していた縁もあって企画されたもの。会場には「おかえりなさい」と書かれたポスターが貼られ、親子ら数百人が詰めかけた。
金澤さんは、直径約2mの和紙に「共に生きる」と毛筆で書き「昔を思い出して書いた」と感想を語った。
母・泰子さんとのトークショーでは、世界的人気歌手マイケル・ジャクソンのファンであることを明かし、ヒット曲に合わせて華麗なダンスを披露するなど、会場を沸かせた。
泰子さんは「(娘がダウン症と知り)苦しくて死のうとも思ったが、生きてさえいれば絶望はない」と同じ境遇にある親子らに強い口調で伝えた。参加したダウン症の子を持つ母親は「イベントに来て希望が持てた」と目を輝かせていた。
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