京急弘明寺駅から弘明寺公園へつながる道の途中にある樹齢100年以上のソメイヨシノが6月24日、伐採された。木の傷みが激しく、安全性を考慮しての対応で、桜に思い入れがある近所の人などが見守る中、伐採作業が行われた。
ソメイヨシノは弘明寺観音のそばにある。一般的にソメイヨシノの寿命は60年と言われるが、同寺の美松洋子さんによると、この木は100年以上前からあったという。高さ約10m、幹の一番太い部分は約2m。今年の春も花を咲かせており、寺の敷地内の桜とともに、名所の一つになっていた。しかし、10年以上前から幹の一部が腐食、空洞化し、危険な状態であることから、伐採が決まった。
木の一部活用へ
約2時間の伐採作業中、通りかかった人からは「まだきれいに花が咲いていたのに」などの声が聞かれた。美松さんは「寺だけでなく、周りの自然も守りたいと思っている」と長年見続けてきた木が切られるのをじっと見つめていた。同寺は伐採された木の一部を引き取り、活用法を考えるという。
南土木事務所によると、今後、この場所には新しい桜が植えられる予定。
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