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南区版 公開:2015年7月23日 エリアトップへ

南若宮幼稚園園長で市幼稚園協会南支部長を務める 寶積(ほうづみ)典子さん 大岡在住 67歳

公開:2015年7月23日

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どんな時も「子どものため」

 ○…昨年4月に南支部長に就任した。区内14の幼稚園をまとめる立場にあるが「順番が回ってきただけ」と謙遜する。7月27日の幼稚園紹介企画は2013年に初開催。さまざまなパフォーマンスで盛り上がった。「各園の先生が集まり、一緒に歌う企画もある。幼稚園の魅力を感じて親子で楽しんでほしい」と優しくほほ笑む。

 ○…大岡で生まれ育ち、家は800年以上の歴史を持つ若宮八幡宮。戦後、荒廃した地域に子どもと寄り添う場所を作ろうと、父と母が1949年に「若宮幼児園」を開園。4年後に幼稚園の認可を受け、園長だった母の背中を見て育った。幼いころからピアノを習ったほか、小学生の時は文学全集などの本をよく読んだ。「シャーロック・ホームズなどの推理小説も好きだった。あまり外出せず、家の中にいた」と笑う。中高で合唱やブラスバンドを経験した後、音大の幼児科に入学。教育を学び、卒業後は母の背中を追った。

 ○…25歳で結婚。長女と長男に恵まれる。40年以上園児と関わる中、仕事で思い悩んだ時に行きつくのは「子どものために何ができるのか」というシンプルな答え。県職員だった夫がよく口にしていた「県民のために」という言葉が、自らの胸にも深く刻まれているという。その信念を大切にしながら、10年に園長に就任。約130人の園児と職員の笑顔に囲まれ、「支部長になった後もみんなが盛り立ててくれるから安心」と充実した表情を見せる。

 ○…読書好きは現在も変わらず、最近では神社で働く息子が読む時代小説を回してもらっている。地元の学校に通う2人の孫息子とは「一緒にピアノを弾いたりして遊んだ」と嬉しそうな表情。年に一度は神主の夫と旅行に繰り出すなど、家族愛に包まれている。「子どもが寂しい思いをしないよう、保護者の皆さんには親子の時間を大切にしてほしい」。園児の笑顔のため、信念を貫き続ける。

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