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南区版 公開:2015年7月30日 エリアトップへ

特別養護老人ホーム白朋苑を運営する社会福祉法人大陽会の理事長を務める 島村 和子さん 大岡在住 65歳

公開:2015年7月30日

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目線合わせる介護に全力

 ○…1993年から白朋苑の施設長を務めて昨年12月、同所を運営する横浜大陽会の理事長に就任した。「経営面など、全体を見なければならない」とまだまだ戸惑いもある。施設長時代から開催する8月1日の納涼祭は、同所の利用者や家族をはじめ、世代を超えて地元住民がふれ合う大切な催し。「多くのボランティアの方が力を貸してくださる。中身が濃くなっている」とその日が待ち遠しい。

 ○…大岡で生まれ、幼いころは「海水浴といえば磯子だった」と外に出て活発に遊んだ。南高校時代は放課後、友人と一緒に弘明寺商店街へ寄り道し、「アイスクリーム店の小倉アイスがおいしかった」と懐かしそうに笑う。大学卒業後、イギリスで1年間のホームステイを経験。高齢者や障害がある人が健常者との会話を楽しみ、堂々と生活する姿が強く印象に残った。「そのころの日本は障害を隠す時代だった。イギリスでの経験は現在の仕事に活かされている」という。

 ○…帰国後、24歳で結婚。2人の息子に恵まれる。子育てが落ち着き始めたころ、当時の大陽会理事長だった父からの誘いを受け、白朋苑で働くことに。これまで介護関係の仕事は未経験だったが、「固定観念がないことがかえって良かったのかも」とクラブ活動や地域交流活動などを積極的に実行した。施設利用者とは、「目線を合わせて話を伺う姿勢が大切」と人に優劣を付けないイギリスで学んだ精神が活かされる。

 ○…幼い4人の孫と会う時間が楽しくて仕方ない。「みんな負けず嫌いでかけっこの勝負を挑んでくる」と幸せそうな表情。休みの日は市の健康促進事業「横浜ウォーキングポイント」を利用して1万歩以上歩くことを心掛ける。「この年齢になって元気に働けるのは幸せなこと。皆さんの支援をいただきながら地域のために全力投球したい」。誰もが生き生きと暮らす地域実現に向け、固い決意で介護支援を続けていく。

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