市立永田台小学校(住田昌治校長)で9月8日、戦争や平和について考える授業が実施された。
同校は世界平和の実現などを目指す県内最初のユネスコスクール認定校として、「命」をテーマにした授業を全校的に推進している。今回は幼いころから永田に住み、戦時中の横浜を知る永田北在住の金子順一さん(83)を招いて88人の6年生が戦争体験を聞いた。
金子さんは、横浜大空襲で火の海になったまちで見た焼死体に衝撃を受けたことや、特攻隊員としてこの世を去った先輩などについて語り、「多くの辛い思いをしたが、みんなは平和のために『今できること』について考え、それぞれの時代を一生懸命生きてほしい」と伝えた。
その後、児童は話を聞いて感じたことなどをボードにまとめた。ある女子児童は、「食べ物に苦労した話を聞いて驚いた。なかなか戦争のことを聞く機会がないので貴重だった」と話した。6年1組担任の細谷邦弘教諭は「子どもたちは平和であるためには自分たちの努力が必要であると捉えるようになった。(心境の)変化を感じた」と話した。
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