振り込め詐欺を未然に阻止したとして、社会福祉法人横浜市福祉サービス協会南介護事務所=通町=介護職の柴倉利恵さんに10月21日、南警察署から感謝状が贈呈された。
柴倉さんは10月6日、在宅介護を利用する80代女性宅に訪問すると、普段と違う女性の落ち着かない行動を察知。外出するという女性に「どこに行くの」「何をするの」と落ち着いた対応で話を聞いている途中、不審な男から電話があり、詐欺であることが分かった。
女性は、男から「電話があったことを他人に話さないでほしい」と懇願されており、柴倉さんに話すことを拒んでいたという。
中野良則署長から感謝状を受け取った柴倉さんは、「(女性が)何かを隠している様子だった」と話し、今後も利用者の様子に注意を払いたいとしていた。
各事業所と連携強化へ
南警察署管内で今年10月20日までに発生した振り込め詐欺被害は28件。被害が多いことから、南署は8月に緊急特殊詐欺対策として地域団体・企業と連携した啓発チラシによる呼びかけの強化などで住民に警戒を促している。
今回の未然防止を受け、南署生活安全課は、高齢者と接することが多い介護事業所と連携した詐欺防止策を進める方針だ。
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