富山県・富山病院の医師で『子育てハッピーアドバイス』などの人気著書がある明橋大二さんによる子育て講演会が2月27日、南区役所で行われた。区の主催で親子を中心に約200人が集まった。
明橋さんは「子どもをめぐる問題の根底は、自己肯定感の極端な低さにある」と話し、「自分を認められない子どもがどうしてほかの子どもに優しく接することができるのか」と続けた。
子どものほめ方として、テストで60点を取った子どもには、「できなかった4割ではなく、できた6割をほめることが大切」と例を示した。叱る際は「『〜してはダメ』より『〜しようよ』と教える」と伝えた。最後に「子育ては、子どもの良いところを大人が見つけて伸ばすこと。大人の力で子どもを変えようとするのは、否定のメッセージを送り続けていることになる」とし、「肩の力を抜いて子育てを」とアドバイスした。
夫と3歳、7カ月の子どもと一緒に参加した主婦は「自分は子どもに怒り過ぎてしまうことがあるので、甘えさせることが必要だと感じた」と感想を話した。
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