市立蒔田小学校(保科泉校長・児童数425人)で3月11日、日本赤十字社が推進する防災プログラムを用いた大規模災害への対応などを考える防災授業が全クラスで実施された。
震災から5年を迎える同日に災害による被害の悲惨さや対策について学び、児童の防災意識高めて自助力の向上を目指すもの。同校の保科校長は県青少年赤十字指導者協議会で会長を務めており、防災教材には昨年、日本赤十字社が発行した「まもるいのち ひろめるぼうさい」を活用している。
当日は各クラスの担任教諭が指導し、大規模災害が起きた時に「必要なもの」について児童一人ひとりが考え、家庭でできる身近な災害対策を話し合った。
6年1組では、水や食料、薬を最優先に備蓄すべきだという意見が出た。また、災害時に必要なものをリュックサックに詰めて実際に背負い、重さを確かめるなどしながら保管する場所などについて話し合った。
授業を見学した日本赤十字社神奈川県支部の五十嵐奈菜さんは、「友人同士が話し合うことで(災害時に必要な)ゆずり合う心とコミュニケーション力の向上につながる」と授業の成果を期待した。保科校長は、「児童は今日の勉強を家庭に持ち帰って話し合い、広めてほしい」と話した。
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