南区の医師、看護師、薬剤師らが3月24日、宿町の南区休日急患診療所で医療救護訓練を行った。
震度6弱以上の地震が発生した場合、南区では医療従事者が休日急患診療所に集まって負傷した住民らの診療にあたることや、医療救護隊を編成して地域防災拠点を巡回診療することなどが決められている。
訓練は2014年から実施されており、これまでは提供できる医薬品の確認や災害発生後の負傷者の受け入れ態勢を整えるシミュレーションなどが行われていた。約30人が参加した今回は、100人分の医薬品などが入ったリュックやキャリーバッグを持って屋外に移動する巡回診療を想定した訓練を初めて実施。参加者がトランシーバーを使って休日急患診療所と連絡を取り合うなどした。
また、重症患者らが搬送される災害拠点病院などの中核病院との連絡手段として使用する衛星携帯電話や無線機を使った通信訓練を実施。参加者が機器の使い方を確認した。
南区医師会の池田嘉宏会長は、「トランシーバーでの連絡がうまく通じないこともあったが、訓練で分かったことが成果ではないか。訓練を重ねることで習熟していきたい」と述べた。
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