市立横浜総合高校(天野真人校長)ボクシング部1年(当時)の小浦菜々美さんが3月22日から福島県で行われた全国高校選抜大会に初出場し、最軽量のピン級(43kg超、45kg以下)で優勝した。神奈川県内の女子選手が同大会で優勝したのは初めて。
ピン級には全国各地区の予選を勝ち抜いた7人がエントリー。関東代表の小浦さんは持ち味の素早いフットワークと強打を随所に見せ、1回戦と準決勝を勝ち上がった。
決勝は連続KO勝利で勢いに乗る東海地区代表選手と対戦。今大会に向けて強化したボディ攻撃とコンビネーションが冴え、判定勝ちした。小浦さんは、「絶対に勝つという強い気持ちで臨んだ。ほっとした」と歓喜の瞬間を振り返った。
活躍知り入部希望も
同部は昨年、一昨年とインターハイで2年連続3位に入る男子選手を輩出。県内の強豪として知られるが、男子と比べて知名度が低い女子ボクシングの世界で小浦さんの練習相手は限られる。同部の古澤和敏監督と実戦練習を行うほか、兄でプロボクサーの翼さん(21)が通う中区のジムで指導を受ける。
昨年度の同部の女子部員は2人。小浦さんの活躍を知り、女子生徒で「ボクシングをやってみたい」と入部を希望する新1年生もいた。男子では、同部を卒業後も競技を続けて大学やプロの世界で活躍する選手もいる。古澤監督は「東京五輪に出場するような選手を育てられたら」と夢を語る。
高校女子ボクシングは今年からインターハイの正式種目になることが決まっている。小浦さんは、「これからは追われる立場。6月の関東大会で優勝し、インターハイの初代王者を目指す」と語った。
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