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南区版 公開:2016年7月14日 エリアトップへ

区民少年野球大会で優勝した「六ツ川ベースボールクラブ」の監督を務める 浅野 英樹さん 六ツ川在住 52歳

公開:2016年7月14日

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選手の笑顔が一番の喜び

 ○…監督就任6年目、チームは前身の「牡丹苑イーグルス」時代を含めて創部39年目で初めて区民少年野球大会を制した。7月3日の決勝戦の後は「子どもたちが帽子を放り投げて喜んでいる姿を見て嬉しかった」と振り返る。チームの長所を聞くと、「私が監督になってから一番弱いチーム」と意外な一言。体が小さく、試合前の整列で向かい合う相手を見上げる選手も少なくない。「勝つことよりも楽しんでもらうことが一番」。大切にしている指導法はいつも揺るがない。

 〇…幼いころから六ツ川で暮らし、父が作ったチームで野球を始めた。「そのおかげでかけがえのない仲間ができた」と言い、チームメイトとは現在も草野球で一緒にプレーする仲だ。30代のころ、小学1年生だった長男が野球を始めて自らはコーチに就任。練習がある週末は笑顔であいさつしてくれる選手たちの姿が毎回嬉しくて仕方ないという。「大人になってからもずっと親友でいてほしい」と心から願う。

 〇…2年前、市内200以上のチームが参加する大会でベスト8に進出。体格で勝る強豪相手に好ゲームを重ねた選手の笑顔が印象に残っている。「試合に勝っても実はコーチ陣はそんなに嬉しくない」と苦笑し、「子どもの笑顔が見られる時が一番」と歓喜の瞬間はいつも同じだという。

 〇…2人の弟も入る草野球チームは昨年、所属リーグで優勝するほどの強豪。「やっと野球ができる10人前後のメンバーしか集まらないが、夜の飲み会にはいっぱい来る」と冗談を交える。20年近く子どもを指導する中、ボールを使って遊べる場所が少なくなっている地域の現状には胸を痛めている。「キャッチボールできる公園がない。子どもたちにグラウンドを作ってあげたい気持ち」と訴える。多くの仲間との絆を与えてくれた少年野球には「体が動く限り携わりたい」。笑顔を支えにグラウンドで選手を見守り続ける。

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