大岡の若宮八幡宮で8月27日、28日にある例大祭に合わせ、弘明寺商店街周辺の町内神輿が商店街を練り歩く「若宮五ヶ町連合渡御」が28日に行われる。連合渡御を知らせるポスターには、祭りを愛しながらも今年3月に急逝した岩崎亮二さん(享年50)が笑顔で神輿を担ぐ写真が使われている。祭りを支える仲間が「岩崎さんの遺志を継いでいこう」と思いを込めて作った。
岩崎さんは青少年指導員を務め、子どもに柔道指導も行うなど、地域活動に積極的に参加していた。例大祭でも大岡第二町内会の祭礼委員として活動。祭りを盛り上げようと同町内会オリジナルのはんてん作りを呼びかけたこともあった。
ポスターに使用する写真は参加する町内会が順番で登場することになっており、今年は大岡第二の番だった。町内会で話し合い、故人をしのぶ気持ちを込めて岩崎さんが写る2年前の連合渡御の写真を選んだ。先頭で神輿を担ぐ岩崎さんの頭には、トレードマークだったタオルが巻かれている。
同町内会で祭りの取りまとめ役を担う山根直樹さんは「岩崎さんが祭りの締めの掛け声で(一般的な)『よぉー』ではなく、『せーの』と言って周囲を笑わせてくれた」と思い出を語り、岩崎さんの思いをのせて神輿を担ぎたいという。
連合渡御は28日午後2時30分から。弘明寺商店街などを通過して神輿が各町内会に戻った後、同町内会では岩崎さんの遺影が神輿に乗せられるという。
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