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南区版 公開:2016年9月1日 エリアトップへ

横浜市小学生野球連盟(YBBL)の会長を務める 中村 捷宏(かつひろ)さん 井土ヶ谷中町在住 73歳

公開:2016年9月1日

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球児が主役の環境作りを

 ○…1990年から200以上の小学生チームが所属する同連盟の役員として理事長などを歴任。2年前から会長を務め、大会運営に尽力する。「子どもが好きじゃなかったら長くは続かない」。小学生だった息子が野球を始めたことをきっかけに少年野球のコーチを始めたのは40年以上前のこと。長年、モットーにしてきたのは「選手に『教えてやっている』ではなく、『子どもに教わり、一緒に楽しむ』という姿勢」と熱い眼差しで話す。

 〇…井土ヶ谷小に通ったころは仲間と広場に集まってプレーする毎日だった。体格が良く、蒔田中の野球部では捕手として活躍。南高校では県大会の決勝戦まで勝ち進んだこともある。「捕手は守備位置からプレーヤー全員が見渡せる。指揮官のように試合を組み立てられるのが楽しかった」。中心に立って人をまとめる才能は選手時代に培われたものかも知れない。大学卒業後は就職した証券会社のチームでプレー。野球はずっと生活の一部だ。

 〇…春と秋にあるYBBL主催大会の開会式は出場全チームが参加する。「200以上のチームの子どもが入る球場を確保することが大変」と苦笑い。大会運営に携わる中で味わった苦労を振り返る。それでも、ユニフォームに身を包んで堂々と入場する選手の笑顔が見られると、その苦労も吹き飛ぶ。「野球を楽しんでもらうことが一番。子どもたちが中心だから」と愛情たっぷりに笑う。

 〇…年に一度は妻と国内旅行に出掛けるのが定番。息子は2人、孫は大学生から小学6年生まで4人おり、「沖縄旅行に着いて来たこともある」と微笑む。70年暮らす南区では選挙管理委員としても活動。地域の老人会で役員を務めるなど、活躍の場は広い。大好きな野球を通じ、選手には「『継続は力なり』という子どもに育ってほしい。目標を持ってもらいたい」と願い、白球を追う球児を球場で見守り続ける。

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