神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2016年10月27日 エリアトップへ

横浜DeNAベイスターズ投手で25年間の現役生活を終えた 三浦 大輔さん 横浜市在住 42歳

公開:2016年10月27日

  • LINE
  • hatena

これからもずっと横浜

 ○…横浜一筋25年の選手生活にピリオドを打った。最終登板の前は「永遠番長」のポスターで横浜のまちは番長一色に。「本当にありがたかった。気合が入った」と最後のマウンドに立った心境を振り返る。チームは今季、初めてクライマックスシリーズに進出。巨人を破り、勝利の喜びも味わった。「独特の緊張感を経験できたことは財産。来年以降が楽しみ」と期待を語る。

 〇…1991年にドラフト6位で入団。当初は「何をやっても周りにかなわなかった」とプロのレベルの高さに驚いた。厳しい世界を勝ち抜くため、コーチに言われた「己を知れ」という言葉が胸に突き刺さる。「低く丁寧に投げるコントロールと球の切れ味で勝負する」。覚悟を決めて磨き続けた制球力を生命線に、「横浜のエースナンバーにしたい」と背番号18を付けて臨んだ98年は12勝を挙げ、チームの日本一に貢献した。

 〇…98年以降、チームは下位に低迷。「苦しかった」と唇をかみしめる。それでも「マウンドに上がれば絶対に打たれたくない」という投手の本能は変わらなかった。ファンの声援を力に、エースとして通算172勝。2014年からは投手コーチを兼任し、若手育成も任された。「自分より年下の投手コーチ2人には気を遣わせてしまったと思う。『ありがとう』と伝えたい」と優しい表情で語る。

 〇…選手が小学校を訪れて児童に夢を語る「星に願いを」プロジェクトは自身の発案で05年に始まり、現在まで10年以上続く。「我々のメッセージが将来、何かの役に立ってくれたら」と願う。”番長の背中”を見て野球を始めた中学生の長男は、引退試合で始球式を務めた。「堂々と投げる姿が嬉しかった。プロ選手になってほしい気持ちもある」という親心も。今後は米、アマチュア野球などを見て指導者としての道を模索する。「他球団のユニフォームを着るつもりはない」。「永遠番長」の熱い横浜への思いはずっと変わらない。

南区版の人物風土記最新6

高野 一哉さん

県内の若手塗装業者らによる「神奈川昭和会」の会長を務める

高野 一哉さん

別所在住 42歳

3月28日

境 領太さん

3月14日、都内開催の「起業家万博」で関東代表としてビジネスプランを発表する

境 領太さん

中区在勤 39歳

3月14日

竹内 一郎さん

市大病院の医師で能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

二葉町在住 51歳

3月7日

川崎 順一朗さん

理容店「ヘアーサロン アンス」の店主で、県の優良衛生技能者に選ばれた

川崎 順一朗さん

山王町在住 61歳

2月29日

千原 幹男さん

2月17日に餅つき大会を行った中村町一丁目第二あずま会の会長を努める

千原 幹男さん

中村町在住 76歳

2月22日

佐藤 和義さん

「桜剣士会」の創設者で、今年度の市スポーツ普及功労賞を受賞した

佐藤 和義さん

南太田在住 65歳

2月15日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook