市立永田台小学校(住田昌治校長)がこのほど、持続可能な社会を構築する実践的な取り組みを行う学校として公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)から「サステイナブルスクール」の認定を受けた。神奈川県内の認定は同校が初めて。
サステイナブルスクールの認定制度は文部科学省委託事業として今年度から始まったもの。環境や人権などの分野において総合的な学習に取り組み、持続可能な開発のための教育(ESD)に意欲のある学校などが選定され、全国にある教育機関が選考対象となる。初年度は同校を含めて24校が選ばれた。
学校の良さを地図に
同校は、環境や生命について考える「命」をテーマにした授業を5年以上前から全校的に推進。農作物育成などを通して環境や生命について考える学習を行うほか、学校や地域の「良いところ」をイラストにまとめた地図(サステイナブルマップ)を作成するなどしてきた。継続的なESDの取り組みが評価され、2015年度は「ESD大賞・小学校賞」を受賞している。
サステイナブルスクールは教員を対象にした研修会の実施、活動計画に対する有識者の助言や指導などを受けることができ、活動内容を発信するために必要な制作物の発行・広報などを行う。必要な費用はACCUがサポートする。
同事業を担当する永田台小の中籔直人教諭は、「集めた情報を永田台小だけでなく、多くの学校に伝えていきたい」と話す。
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