南吉田小学校と同校地域防災拠点の合同訓練が11月5日に行われ、約1300人が参加した。
同校は東日本大震災を受け、それまで別々に行っていた学校と地域防災拠点の訓練を2011年から合同で開催している。
大規模地震が発生し、津波警報が出たという想定で、児童は校庭から屋上へ避難。その後、児童を保護者に引き渡す訓練を行った。地域住民は、引き渡しを確認する受付窓口を設置。児童の半数以上が中国やフィリピンなど、外国に関係していることから、外国語専用の窓口も設けた。中国語やタガログ語が話せるボランティアのほか、5、6年生の児童3人も加わり、日本語が理解できない保護者らを窓口へ誘導。通訳も務め、受付が滞らないようにしていた。
同拠点運営委員会の武田勝委員長は「受付もスムーズで充実した訓練になった」と話した。同校の藤本哲夫校長は「回を重ね、引き取り訓練は慣れてきた。通訳として活動できる児童はもっと多くいると思う」と語り、外国人住民が急増する地域特性に合わせた災害対策を進めるとした。
南区版のローカルニュース最新6件
|
|
高田市議の後援会発足3月28日 |
|
|
|
|
<PR>