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南区版 公開:2016年12月8日 エリアトップへ

患者に届ける「本の灯(ともしび)」 病院ボランティアが17年

社会

公開:2016年12月8日

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本を手渡す「ランパス」のメンバー
本を手渡す「ランパス」のメンバー

 「病と闘う患者さんに本の温もりを―」。浦舟町の市大センター病院では、1999年11月から「病院ボランティア会ランパス」のメンバーが入院する患者に本を貸し出す移動図書のボランティアを行っている。

 県内13病院で活動する同会は約350人が所属。市大センター病院では30人が活動し、共進町在住の徳田ユキ枝さんが代表を務める。徳田さんはがんを患って長く勤めた仕事を辞めた経験があり、同会の活動に参加したことで、自らの居場所が見つかったという。

 移動図書は毎週水曜に実施。11月30日は、同会の15人が4台の移動式本棚で17病棟を巡回した。約5300冊の貯蔵本の中から毎週、患者から聞き取った要望などに合わせて本を選んでいる。病室で「移動図書ですが本を貸し出しています。いかがですか」と患者に優しく語りかけた。

 活動当初のメンバーは10人未満だったが、同院で通・入院していた元患者、取り組みに賛同した患者の家族らが加わるなどし、次第に活動内容も拡大した。現在は再来受付機の案内、小児患者とのおもちゃ遊び、花壇の手入れ、ミニコンサート企画なども行う。

 徳田さんは「病気になった経験で(患者の)辛さを知ることができた」と話し、「メンバーが増えてほしい。内容の多様化を図り、後期高齢者の居場所になれれば」と語る。「ランパス」はラテン語で「灯(ともしび)」を表す。今後も患者の心に光を灯していく。

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