市立横浜総合高校(天野真人校長)の生徒が弘明寺商店街や南区役所が抱える課題について解決へ向けたアイデアを発表する授業が1月25日に同校であった。
授業は生徒のコミュニケーション力を育みながら、地域に貢献しようというもの。交流があった同商店街、区役所から依頼を受ける形でアイデアを考えた。
商店街のキャラクター「オグジ」「サグジ」、区役所が2015年に区民投票で決定した土産品「みなみやげ」のそれぞれの認知度アップが課題として出された。I部(午前)からIII部(夜間)の生徒350人が約50グループに分かれて昨年10月から課題解決法を考えた。
SNS活用など
「みなみやげ」について取り組んだグループは、選定されたたこ焼き店「まみい」の店主に選定前後の売上の変化などを聞き取った。その上で「売上増につながっているので、選定品を増やして認知度を上げるべき」と訴えた。また、商店街のキャラクターに対して女子生徒のグループは「オグジ、サグジが踊る体操を作り、ネットで動画を流す」など、SNSを活用したPR策を発表した。
発表を聞いたみなみやげ担当の区職員は「生徒がみなみやげに関心を持ってくれたことが嬉しい」と話し、提案の中から費用がかからないものについては、導入を検討したいとした。商店街もSNSの効果的な利用法を考えていくという。
同校の近藤哲史教諭は「生徒が人前で発表する力が付いてきている」とし、今後も地域や企業の課題解決に取り組みたいとした。
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