市立大岡小学校(相澤昭宏校長)で2月13日、児童の登下校時の見守り活動を行う「学援隊」とPTA校外委員が懇親を深める「茶話会」が開かれた。
子どもが安全に登下校できる環境に向けた情報共有を図ろうと年1回行っている。「学援隊」は約10人の地元住民と20人の保護者で構成され、登下校時の児童への交通指導や地域防犯を担う。校外委員は通学路に潜む危険な場所の点検のほか、その改善策などを話し合うスクールゾーン対策協議会で行政らに安全に関する要望を提出するなどしている。
「家庭で呼びかけを」
当日は約30人が出席。茶菓子を囲みながら和やかに交流を図り、隊員からは登下校時の小学生を見て危険に感じた行動などが発表された。同隊結成当初から活動する中馬秀一さん=人物風土記で紹介=は、小学1年から自転車の2人乗りが禁止になることを話し、「認識不足の人も多いと思う。各家庭で伝えてほしい」と呼びかけた。
通学マナー向上へ
学援隊は12年前、中馬さんと3人の住民が前身となる見守り活動を始め、その後に学校と連携して発足。住民と保護者が協力し、手分けして朝夕の通学路に立つ。交通安全や防犯面のほか、通学中の児童のマナーなどを確認し、教諭に指導を依頼するなどしている。
同校教務主任の佐々木修二教諭は「教員では目が届かないところを見てもらえる。児童にはすぐに指導できるので即効性がある」と話し、学校と地域、保護者とを結ぶ貴重な役割を担っていることを強調する。
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