外国籍の子どもが多く在籍する市立南吉田小学校(藤本哲夫校長)と周辺で外国につながる子どもについて考える企画が相次いで行われた。
同校では2月24日に「国際料理講座」が開かれた。保護者が弁当に入れる手作りのおかずを持ち寄り、弁当箱に詰めていくもの。保護者ら約40人が集まり、から揚げやポテトサラダなどを提供。ブラジル出身の母親は、じゃがいもと鶏肉を揚げたコロッケのような「コシーニャ」と呼ばれる揚げ物を持参したほか、中国の水餃子もあり、バラエティに富んだ20品が並んだ。参加者は彩りや栄養バランスを考えながら、おかずを詰め、親子で食べる姿も見られた。ある母親は「いろいろな国の料理が味わえて楽しい」と話した。
「子どもを見て」
23日には、浦舟町のみなみ市民活動・多文化共生ラウンジで講座「地域の子どもたちに目を向けてみませんか」が行われ、約40人が集まった。
地域が外国籍の子どもらをどのように支えていくかを考えようと、同ラウンジが企画。南吉田小の藤本校長ら子育てに関わる人がパネリストを務めた。藤本校長は、自身が外国籍か両親のどちらかが外国籍の児童が5年前の約4割から約6割に増えている現状を説明。「日本語の理解が不十分な児童も書道や歌、絵などに真剣に取り組んでいる。ぜひ、学校に来てその様子を見てほしい。国籍関係なく、互いを知り合うことが大切」と訴えた。
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