神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2017年5月4日 エリアトップへ

地区懇談会 地域力向上へ「対話」重視 5月9日から16地区で

社会

公開:2017年5月4日

  • LINE
  • hatena
昨年、初めてグループ討議を採用した南永田・山王台地区の懇談会
昨年、初めてグループ討議を採用した南永田・山王台地区の懇談会

 南区の16連合町内会ごとに地域の課題を話し合う「地区懇談会」が5月9日から始まり、6月下旬まで16カ所で行われる。高齢化や防災、子育てなど、地域の実情に応じたテーマが議論される。南区役所は、参加者の対話や意見交換を活発にし、課題や対応策を共有することで、地域の力を伸ばそうとしている。

 懇談会は1969年に始まった南区独自の取り組み。南区連合町内会長連絡協議会が主催し、区長ら区役所幹部のほか、消防、警察の担当者も参加する。地域住民が課題を共有しながら、行政側と意見交換ができる場として機能してきた。

 昨年は16カ所合計で891人の住民が参加。防災や健康づくりなどを議題にし、課題解決へ向けた意見交換が行われた。昨年からそれまで設けていた地域からの要望に行政側が回答する「事前提案」の時間をなくし、課題について深く議論する方式に改めた。

 南永田・山王台地区は、16地区で唯一、7〜8人の少人数で話し合う「グループ討議」の形式を採用。参加者全員に発言してもらうことが目的で、災害対策に関して意見を交わした。ほかにも、寸劇を取り入れるなど、新しい試みもあった。しかし、1時間半の中で2〜3個の議題について議論することから、「時間が足りない」「議論が深まらない」などの感想も聞かれた。

 各連合町内会とともに懇談会の準備を進める南区地域振興課地域力推進担当では「参加者の会話がキャッチボールになるように意見交換を盛り上げたい」と懇談会を”対話”の場にしたい考えだ。

課題・対策を共有

 南区は今年度、地域のさまざまな取り組みを支援しようと、好事例を区役所内や地域全体へ紹介する事業に力を入れる方針で、地区懇談会を通し、課題と対応策を共有していく。

 懇談会の初回は5月9日の井土ヶ谷地区。ごみ対策などについて議論される予定。南区連合町内会長連絡協議会会長で同地区連合町内会の千葉六男会長は「地域の課題を考える場として多くの方に参加してほしい」と話す。

 懇談会に関する問い合わせは同担当【電話】045・341・1239。
 

南区版のトップニュース最新6

蒔田公園 久々に活気

みなみ桜まつり

蒔田公園 久々に活気

5年ぶり、踊りの花咲く

3月28日

防災学び 地域に伝える

蒔田中2年生

防災学び 地域に伝える

災害への備えなど発表

3月28日

森の保全団体に寄付

太田小6年生

森の保全団体に寄付

三浦での環境学習契機に

3月21日

蒔田公園 5年ぶり大舞台

みなみ桜まつり

蒔田公園 5年ぶり大舞台

23、24日 模擬店やステージ

3月21日

福祉避難所 課題浮き彫り

福祉避難所 課題浮き彫り

火防協研修で図上訓練

3月14日

子育て手続き スマホで

横浜市

子育て手続き スマホで

6月末、アプリ配信へ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook