市立藤の木小学校(石川妃美子校長)を6月14日、陸上走り高跳びパラリンピック日本代表の鈴木徹選手が訪れ、課外授業を行った。
2020年の東京五輪・パラリンピックを前にスポーツへの関心を高めようと、横浜市が進めている選手とのふれあい事業。鈴木選手はハンドボール選手として活躍した学生時代、運転していた車で交通事故を起こし、右足の膝下を切断。その後、義足を使ったリハビリなどをきっかけに走り高跳びを始め、パラリンピック同種目で2000年のシドニー大会から昨年のリオ大会まで、5大会連続出場・入賞を果たしている。
当日は6年生約100人に実技を指導。児童はスキップ動作の途中で高く真上に跳ねる独特の準備運動を行った後、高跳びの「またぎ跳び」に挑戦。バーに対して斜めから平行に入っていく助走のコツなどを教わった。また、鈴木選手が力強い跳躍で軽々とバーを跳び越える場面もあった。
「一生懸命にやって」
その後の講演で鈴木選手は、子どもの頃に吃音症があり、人とうまく話すことができなかったことを明かし「悩んでいた時に自分を助けてくれたのがスポーツだった。みんなも一生懸命になれることを探してほしい」と伝えた。石川校長は「鈴木選手の生き方にふれ、努力を続ける前向きな姿勢などを感じてもらいたい」と話し、授業が児童の心に残ることを願った。
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