南区の中学生らが所属する硬式野球チーム横浜南ボーイズ(大谷剛正会長)が7月2日まで市内などで行われた「日本少年野球選手権大会」の神奈川予選を制し、2年連続の全国大会出場を決めた。チームは春の県予選も制しており、春夏連続の全国出場はチーム史上初。8月の全国大会で悲願の日本一を目指す。
1回戦は昨年黒星を喫したこともある座間ボーイズと対戦。巧打で快勝し勢いに乗ると2回戦、準決勝を圧勝。青葉ボーイズと対戦した決勝は2対2で迎えた最終7回裏、加藤勇成君(3年)がサヨナラ打を放つ劇的な勝利。2年連続5回目の夏の全国行きを決めた。
主将の小島直樹君(3年)は「大会を通して全員が前向きな気持ちで試合に臨むメンタルの維持を意識した」という。「(サヨナラ打は)気持ちで打ってくれたと思う。少しでも長くみんなと野球ができるようにしたい」と話し、全国の大舞台を勝ち抜きたいとした。
連戦乗り切る体力強化
南ボーイズは2009年に夏の全国大会初出場。3回目の挑戦となった14年に初勝利。昨年は強豪を次々と撃破し、準優勝に輝いた。
今年は春の全国大会の後、徹底した基礎体力強化に着手。メンバー全員で行うダッシュや筋力トレーニングの後、各選手が課題克服や長所を伸ばすための練習に取り組んできた。
県予選の全4試合を完投したエースの梅田健太郎君(3年)は、連戦を乗り切る下半身の力とミート技術をアップさせるバッティング練習に励んだ。梅田君は、「全国制覇が目標。昨年の雪辱を果たしたい」と話し、先輩たちの最高成績を上回りたいとした。
後藤均監督は「選手とスタッフが『全国に行ってやろう』という気持ちで一緒にやってきた。後輩たちの励みになる試合をしてほしい」と期待した。
全国大会は8月2日、大阪府で開幕する。
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