働き方改革について考える集会が11月30日、井土ヶ谷下町の地域交流拠点「井土ヶ谷アーバンデザインセンター」で行われた。同センターが主催し、約30人が集まった。
井土ヶ谷下町の電気設備工事業、向洋電機土木の横澤昌典さんが講演。同社は誰もが働きやすい職場づくりを進めているとして市の「グッドバランス賞」に認定されるなど、取り組みが全国的にも注目されている。横澤さんは、父親の介護を行うために、自宅にいながら業務に必要な書類をパソコンで作成できる仕組みを導入するなどしてきた。
横澤さんは「ワークライフバランス(生活と仕事の調和)は、各社員によって異なる。会社として細かいニーズにどれだけ対応できるかが大切」と語った。在宅勤務を中心とした「テレワーク」を推進したこともあり、ガソリン代のなどの経費が削減され、経営効率もアップしたと力説した。その結果、この9年間で売り上げは約2倍に。社員34人の企業に新卒入社希望者が300人にもなったという。「これからは”働きたい会社”から”働き続けたい会社”にしなければいけない。働き方改革は経営戦略として必要なもの」とまとめた。
同センターの管理・運営を行う住宅リフォーム会社、太陽住建の河原英信会長は「同じ井土ヶ谷に素晴らしい取り組みを実践している企業がいることを知り、改めて南区の可能性を感じた」と話した。
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